2013年04月

今話題の「Google Glass」がもたらす新たなビジネスの可能性

こんにちは。KLab Ventures菅生(すごう)です。
 
今回のテーマは、話題の「Google Glass」についてです。
僕自身近未来的なものが大好きで、アニメでいえば「攻殻機動隊」、映画なら「STAR WARS」が大好きだったりします。
だからこそ、iWatchやGoogle Glassのようなウェアラブルコンピューターについても仕事としてはもちろんのこと、消費者としてもすごく楽しみにしています。

ウェアラブルコンピューターに関する内容についてはこちらをご覧ください。

Google Glassに関しては
こちら

Google Glass スペックはこちら

 

Google touched two main design goals of Glass

「Communicating with images」「instant access to a broad range of information」


ウェアラブルコンピューターの市場規模は、2014年までに、1.5B 米ドル(約1,400億円)になると
予想されています。市場の拡大もあり、Google VenturesなどVC3社が「Glass Collective」を立ち上げ、「Google Glass」関連製品開発に資金提供することを発表しています

歴史をさかのぼれば、パーソナルコンピューター、フィーチャーフォン、スマートフォンと、ITコンテンツ領域のビジネスはデバイスに依存し、ユーザーのニーズに対応していくことで今日を迎えています。今年中に一般向けに発売となる見通しの新デバイス、「Google Glass」が作る新しいビジネスの可能性について考えてみることにしましょう。


①ライフログ・データ関連サービス

現在、日本では、以下小売・EC、教育、化粧品、証券、スポーツ、アパレルのような主要なビジネス領域に対しライフログ関連ビジネスが展開されています。 

 

多くのライフログ関連サービスが目指すところは、ライフログデータを取得・解析し、広告表示や商品のレコメンド、BtoCやCtoCのマッチングにつなげることでしょう。この世界観を実現するためには、ユーザーが継続してログを入力してくれるかということが非常に重要になってきます。Google Glassの特徴は、常に肌に接しておりスマートフォンのようにポケットやかばんの中から取り出す必要性がない点です。音声認識などで操作を入力することでアプリケーションを開くなどのわずらわしい作業も不要となります。Google Glassの活用により劇的なデータ増加、ユーザー拡大できる可能性はあるでしょう。


②拡張現実を活用した集客・広告サービス

Googleは、Google Glassのディスプレイ上に広告を表示することは考えていないとしていますが、拡張現実を活用したサービスはビジネスチャンスがあるでしょう。日本でも、セカイカメラなどのサービスが拡張現実関連サービスとしてリリースされています。スマートフォンのカメラ機能を利用し、地図情報やコメント等を閲覧するというものですが、スマートフォンというデバイスだったからこそ、カメラをかざして情報を取得するという動作の煩わしさはぬぐえなかったのではないでしょうか。


アメリカのCandyLabという会社も、同様に拡張現実を介したゲームアプリを開発しています。こちらは、セカイカメラよりリアルの店舗への送客、位置情報を活用した広告配信を意識してサービス開発されています。Google Glassというデバイスの優位性を活用することで、ユーザー拡大が期待できるサービスです。


③コマース

Google Glassは、リアルの購買行動を劇的に変える可能性を秘めています。リアル店舗のショウウィンドウ化が進むにつれ、店舗で品物を実際に触ったり試したりした後に、購入はウェブで行うユーザーも増えています。ウェブで購入する場合、価格比較のサイト・アプリを利用する際煩わしさが発生します。



Google Glassを活用することで、アプリケーションを開くことなくバーコードの読み取り、価格比較、購入がスムーズに行えるサービスが登場するかもしれません。店舗のショウウィンドウ化が更に加速し、ユーザーの購買行動を変えるソリューションとなりえますね。



④BtoCサービスの効率化

Google Glassを利用し、これまで現場にプロフェッショナルがいなければ解決できなかった問題をGlass上のビデオチャットを利用し解決できる可能性があります。例えば、パソコンの修理やちょっとしたトラブルが発生した際、これまでならカスタマーサポートセンターに問い合わせを行い、電話もしくは担当者が訪問し問題を解決していました。Google Glassでは、ビデオチャットでユーザーの視線をそのまま動画で共有することが可能ですので、プロフェッショナルが訪問せずとも問題解決にあたることが可能となります。


また観光の際も、これまでであれば観光ガイドが周辺をガイドしてくれていたものを、Google Glassの拡張現実を活用してバーチャルガイドを利用することが可能になるかもしれません。


Google Glassに関して、プライバシーの問題運転中の装着禁止などの問題はあるものの、ビジネスチャンスを生む大きな可能性を秘めています。


Google Glass関連サービスの開発者向けに、Mirror APIが公開されました。これにより、Google Glass上でのアプリケーション開発が可能となります。どんな新サービスが生まれるのか、今後の動向に注目ですね。


 



☆4/20(土)にKLab会議室で『英語はチャンスだ!これからの時代をサバイブするためのビジネス英会話』(ラングリッチ主催)が開催されました☆

こんにちは。KLab Ventures江口です。
 
4/20(土)に投資先企業であるラングリッチの主催イベント『英語はチャンスだ!これからの時代をサバイブするためのビジネス英会話』がKLab会議室で開催されました。
申込みが殺到し、募集開始2時間で出席者枠が埋まってしまった当イベント。
参加者は、大学生から社会人、リタイア後の方まで40名弱にもなりました。
当日の様子をお伝えします!

まずはオープニングトーク。「目標を持つこと」「アウトプットすること」がテーマ。

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さて、セミナーのパートです。
まずは、自分の学習したい言語で文章を書き、外国のユーザーと相互添削をするLang-8を運営されている喜社長から。
「英語を勉強するには、アウトプットが大事!インプットはもう出来ているので話すことが重要」というメッセージ。

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ご自身の起業のお話や、留学の経験も話題にのぼり、英語を通じて夢を実現したい、という参加者の皆さんからは、特に身近な目標として親近感を感じられていたようです。

次に、ヒトメディア森田社長から。
「海外で求められるものは、『信念』『前向きさ』『緊急対応能力』『専門知識』『言語』。そのなかでは、言語は一番プライオリティが低いのです。」

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海外で仕事をするにはどのエリアがいいのか?という質問に、アジアを拠点に世界へ展開するビジネスはまだまだ伸びる、とご回答されていたのが印象的です。

最後に、4人ずつのグループでディスカッションを行いました!スピーカーの喜さん、森田さんにも加わっていただき、「英語を学習する目的」、「効果のあった学習方法」について活発な意見交換が行われました。

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単に英会話の勉強方法を話すだけではなく、英語を話せるようになって、こういう目標を実現したい!という皆さんのビジョンの共有にも踏み込んだイベントになりました。
普段、勉強の目標や悩みを共有できる機会は、特に社会人の方にとっては稀なものだと思います。
 
今後もKLab会議室のスペースを利用してこうしたイベントを開催していきます!

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「ビジョン」と「巻き込み力」。

はじめまして。KLabVenturesの江口です。
このブログでは、日々様々なベンチャー企業の方とお会いしていく中で、私が考えたことをまとめていけたらと思っています。

さて今回のテーマは、ベンチャー企業のビジョン」についてです。
教科書的な説明では、ビジョンとは、企業としての将来のあるべき姿を記述したものとされています。
曖昧に済まされがちな企業の将来像を言語化することによって、経営陣、従業員、株主等のステークホルダー間で認識の共有を図ることが出来ます。

では、優れたビジョンとは何でしょうか。
こちらについては様々な書籍等で紹介されていますが、私は以下の2点が特徴だと考えています。

・抽象的な表現がなく、平易で明快である
・一人称で語ることができる

例えば、グーグルの「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」は有名なビジョンです。
この文章の主語には、社員それぞれが自分の名前を入れることができることが出来ます。
社員が自分の取り組みのベクトルと、グーグルのビジョンの実現のベクトルとを一致させることが容易で、自分自身がどうビジョンに貢献するか、ということがイメージしやすいものとなっています。

さて、あるベンチャー企業の社内会議の1シーン でこのようなものがありました。
それは、「会社の『あるべき姿』の共通認識が曖昧になっているから意思決定に時間がかかっている、それが何か議論しよう」 という意見です。
この会社のビジネスモデルは明瞭で 、今取り組むべき課題もはっきりしています。
しかし、こうした会社でも、社員からはこうした意見が出るものなのかと、驚きました。
これは、目先の「やるべきこと」がはっきりとしている企業でも、あるべき姿が共有されていないと、現場の判断が鈍り、組織としての意思決定スピードの障害となってしまうということなのだと考えられます。

一方で、ビジョンを設けたものの社内に浸透しない、効果がないという意見も良く耳にします。
様々な理由があるのだと考えられますが、ビジョンを作らないと、と頑張ってキャッチコピーを作ってしまい、名刺にコピーしただけ、というケースもままあると思われます。

ベンチャー企業、特に起業後しばらく時間が経過し、売上やそれにかわる経営数値が徐々に伸長し出す時期には、その後の成長を担う様々な人材を採用する必要があります。
具体的な説明なしに考えを共有できていた創業メンバーとは違い、それぞれがその会社で何を実現したいかというモチベーションはそれぞれ異なります。
ビジネスそのものの可能性に魅力を感じたり、サービス自体のファンであったり、ベンチャーという環境そのものに期待をしていたりするわけです。
特に、その会社の発展に大きく貢献してくれる優秀な人材であればあるほど、その会社で何をしたいのかという気持ちの強さはより大きいものであると考えられます。

そうした異分子を巻き込みながら事業の成長にドライブをかけていくためには、通り一遍のキャッチコピーでは上手くいきません。  
ビジョンは必要ですが、特にベンチャーでは安直なビジョン設定では社員の失望を招いてしまう。

結局は、社長や創業メンバー、その他コアメンバーが、言葉と行動で何をしたいのかを繰り返し伝えることでしか、こうした企業でビジョンの共有を行うことは出来ないのだと考えています。
それは、サービスの作り込みにおけるこだわりであったり、ユーザーの反応をどこまで真摯に受け止めるかであったりといった場面から、プライベートでの付き合いも含めて伝わるものかもしれません。
もちろん、その意識の醸成が出来たのちに、より理解を深めるために明文化することは有意義であるでしょう。

ベンチャーキャピタリストとして、起業を計画している段階の方から、ある程度ビジネスモデルを固められている方まで様々な社長とお話し、いろいろなお付き合いをさせていただく機会があります。

あえて、その事業・会社のビジョンについての議論を経ずとも、サービスの緻密な作り込みやビジネスモデルの丁寧な工夫を見ると、どれだけ優れたビジョンを持たれているかは直感的に伝わってくることがあります。
そうすると、投資家という立場を超えて、何か一緒にやりたい、と考えてしまいます。

社員であろうと顧客であろうと投資家であろうと関係のない、
日常的な「巻き込み力」
こそが、パワフルなビジョンの源泉だといえるのかもしれません。





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