KLabVentures インターンの石塚です。

インターンシップとして働く"学生"の方に向けたエントリーです。

インターンという制度自体は就業体験的な要素が強いですが、
その中でもきちんと成果を出したいと考えているのに
学校に通いながらの業務となるので時間的なコミットができなかったり、
スキルや情報量の不足を引け目に感じ消極的な態度で業務に望んでしまっていたりと、「学生」であるということがネガティブな要素になっていると感じていることはないでしょうか?

001

私はこれまでIT/広告というドメインで5社において半年以上期間インターンシップとして従業し、制作会社での開発業務から、巨大メディアの運用、新規事業立ち上げまでの業務の経験してきました。

~~
1社目:教育系IT会社 :Web制作(1年半)
2社目:ソーシャルメディアマーケティング支援会社(半年)
3社目:デジタルマーケティング/Web制作会社 (1年)
4社目:広告・マーケティング会社 :新規事業開発(半年)
5社目:KLabVentures(現在)
~~

その中で感じたことは「学生」という立場は使い方次第では強い武器になるということです。
私のこれまでの従業経験を踏まえ、「学生」という強みを最大限に生かすインターンシップのメゾットをご紹介いたします。

なお本稿でのインターンシップは長期(半年程度)の従業型のものを想定しています。

■"未知の分野"でのインプット
これまで会社として蓄積したノウハウが通用しないが避けて通ることはできないこと、新技術の導入、新しいプラットフォームを活用したサービスの企画・開発の分野では「学生」であることを最大限に強く生かすことができます。
既存のノウハウや成功事例がない分、スタート地点は皆ほぼ同じ。
はじめはインプットを求められる傾向にありますが、「社会人」の方々は通常業務や家庭のこともありまとまったインプット時間をとることは容易ではありません。
一方、学生は時間的な余裕があることに加え、ほとんどのセミナーや勉強会に無料で参加することができますし、その分野で活躍する第一人者の方とお互いに面識を持つ関係になることも難しくありません。
その会社にとっての”未知の分野”においては情報の量・質・人脈ともに圧倒することが可能です。

例えば、私は3社目のインターン先にて昨年(2012)の10月にリリースされたWindows8用のアプリ制作のプロジェクトに携わっていたのですが、まったく新しいプラットフォームということで社内には誰も実用的な知識を持っている人がいませんでした。そこで私は、自分が持つ時間量を生かしてマイクロソフトが主催するWindow8開発者向けのセミナーに足繁く通い、試作品を実際に作っている人に会いノウハウを享受したりと、希少価値の高い「情報」を通じてそのプロジェクトへのコミットを果たしました。


アウトプットは大人数に向けて
インプットしたことはモックや企画、レポートの形なりでアウトプットを求められることになりますが、
自分の考えやアイデア、技術力のアピールを高い情報価値を持つアウトプットの中に織り交ぜる形でなるべく社内の大人数に向けて発信しましょう。それが自分自身の「ブランディング」につながります。
自分が得意なもの苦手なものを周囲にきっちりと表明することで希望する業務がまわってくるチャンスが増し、フィードバックをもらえる機会も増え、業務へのモチベーションもあがる好循環を築くことができます。


■競合・顧客と接点を持つ
これに関しては情報保持や雇用契約を尊守するということが前提の上で、
就職活動系のイベントや学生でした参加できないような場を活用して、自社の競合や顧客にあたる会社の現場レベルの人と積極的に接点を持ちましょう。
(その際は念のため上長に一言伝えることを忘れずに。)
同業他社の動向を正確に知る機会となりますし、toB系(受託開発のような)の業務においてはクライアントと顔見知りという関係と相応の"信頼"を築くことができれば担当できる業務の領域が各段に増えてきます。
(営業系の業務はこの手法は控えた方が無難です)

私の場合、過去に「applim」というマーケティングプランコンテストを主催する学生団体に所属していたのですが、
そこでは、コンテスト開催するにあたりご協賛いただいた企業の担当者の方だったり、学生のメンタリングを担当してくださるIT/広告業界の100名近い若手社会人の方たちと幅広い人脈を築くことができました。
インターンの実際の業務では、そこで知り合った人がクライアントの担当者だったり、競合サービスの責任者であるということが多々あり、実際に客前に立ち提案をする機会をクライアントからの指名で頂けたり、競合の動向を詳しく分析した情報価値の高いリサーチの提供などの業務を遂行することができました。


■空気を読んで空気を読まない
社内の人間関係、組織風土に敏感になる必要もない分、
暗黙の了解的な要素に切り込めることも"学生インターン"の強みとしてあげられるでしょう。
入社したてのすぐの時期に感じた"違和感"はとても大事で、
何かしらの形で表明しなければその違和感に慣れていってしまいます。
客先に出向くわけでもないのにどうしてスーツ着用が義務なのか?
スマホアプリを作る会社なのにどうして業務中にスマホをいじってはいけないのか?
社内に自動販売機があるのにどうしてごみ箱はないのか?
どんな小さな違和感でも大きな違和感でも初期の段階で直属の上長や人事にでも伝え"改善"をはかりましょう。


■学生にウケるサービスの企画立案は特別な効果なし
"学生の強み"として勘違いされるのが「学生ウケする企画」を考え易いということですが、これに関しては日本人が日本人にウケる企画を考えるのが容易でないのと同じで、学生だからといって特別な効果は期待できないと思います。

学生という立場だからこそ得られる情報や人脈をフルに活用して、
みなさんのインターンシップが実りあるものになれば幸いです。